Tere!
夏の間たくさん水分を取るので、お茶を沸かすのが追いつかず、ペットボトルのお茶を常備しているのですが、可愛い水筒やタンブラーを見るたびにSDGsの観点からも、このような水筒で日々水分補給をしようと感じているToitoiです!
突然ですが、皆様は環境保護のために意識していることはございますか?
私は
- なるべくゴミを出さない生活をする
- フェアトレードの物を買う
- エコバッグを持ち歩く
ということを意識しています。
本日は9月18日土曜日に開催されるエストニア発祥のWorld Cleanup Day(ワールドクリーンアップデー)についてご紹介します。
エストニアでたった9人の若者が呼びかけたこのWorld Cleanup Dayは、コロナ前の2019年には180ヶ国2120万人が同じ日に同時にゴミ拾いを行う日となりました。
このWorld Cleanup Dayについて、以下の4章でお送りいたします。
World Cleanup Dayの歴史
2008年にエストニアの若者9人が、不法投棄されたゴミがあふれた森林をきれいにしようとエストニア中に声をかけました。
このクリーンアップ運動は「Let’s Do It 2008」と名付けられ、1日でエストニアの人口の約5%弱にあたる、5万人以上ものボランティアが参加するとても大きなイベントとなり、わずか5時間で1万トン以上の不法投棄されたゴミを拾う事ができました。
エストニアから世界へ
たった9人の呼びかけから、エストニアの人口の5%が一致団結して行動するという市民運動の力をアピールしたこと皮切りに、人口の5%の参加を目指すクリーンアップ運動がヨーロッパ各国、そしてアフリカ、アジアへと広まっていきます。
そして3年前の2018年から、世界各国で9月の第3土曜日に地球を一斉にキレイにする「World Cleanup Day」として開催されることとなりました。
このWorld Cleanup Dayは2018年には157ヶ国で1760万人、2019年には180ヶ国2120万人、2020年にはコロナ禍にもかかわらず166ヶ国1100万人が参加する世界的な大規模イベントとなったのです!
過去3回のWorld Cleanup Dayに世界中で集められたゴミの総重量は推計で20万トンにもなりました。
以下の動画は昨年のイベントの様子です。
World Cleanup DayとSDGs
2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)、通称SDGs。2030年をゴールとし、世界中で持続可能な地球にしていく為の17個の目標が定められました。
World Cleanup Dayでの活動は、SDGsの17個の目標のうち、以下の9個の目標に向かうものとしています。
World Cleanup Dayをきっかけに、もう一度SDGsの目標を確認し、できることから実践していくのもいいかもしれませんね!
日本と世界、データで見るゴミの現状
環境省による2018年(平成30年)のデータを見ると
・ごみ総排出量は4,272万トン(東京ドーム約115杯分)、1人1日当たりのごみ排出量は918グラム。
引用: 環境省 一般廃棄物の排出及び処理状況等(平成30年度)について
となっていて、その量は世界でも多い傾向にあります。
また世界に視野を広げると、さらにショッキングな予測が立てられています。
世界銀行のデータによると、世界で排出される一般ゴミの量は2016年の20億トンから2050年までに34億トンに膨れ上がるとされています。地域別で見ても、2050年までに東アジア・太平洋地域で約1.5倍、北アメリカで約1.4倍、ヨーロッパ・中央アジアでも約1.3倍、サハラ以南アフリカに至っては約3倍のゴミ排出量増加が予測されています。
日本でWorld Cleanup Dayに参加するには
自分たちの住む場所は綺麗であってほしいですよね。
World Cleanup Dayは誰でも、どこでも参加できるイベントとなっています。
World Cleanup Dayの世界同時開催は9月18日の土曜日ですが、9月1日から10月10日までクリーンアップした活動も参加登録をすることができます。
もちろん個人での参加も可能です。
ゴミ拾いをした日時、場所、参加人数、そして拾ったゴミの量を報告を報告し、参加登録をすることで日本の記録となるのです。
引用: WORLD CLEANUP DAY JAPAN
2021年は、日本全国で10,000人の参加を目指しています。
参加登録は難しそうと感じる方は、各イベントもございます。BLUE SHIPという環境団体がWebページにて様々なゴミ拾い・環境イベントを掲載しています。
日本財団と環境省による、海ごみ対策強化期間『秋の海ごみゼロウィーク』が9月18日〜9月26日に設定されており、BLUE SHIPのゴミ拾いはその初日、そしてWorld Cleanup Day当日の9月18日に行われます。
コロナ禍ですし、江ノ島まで行くのは難しいという方は、Pirikaというゴミ拾いのイベントを探したり、ゴミ拾いの様子を発信することができるサービスもございます。
引用: ごみ拾いSNS ピリカ
私もPirikaに登録をしてみたのですが、今はコロナ禍の為、イベントよりも毎日個人の活動報告が上がっており、その投稿に登録者がいいねをする形が主流のようです。まさにゴミ拾いのSNSですね。
そして、活動はぜひTwitterやInstagram、Facebook等のSNSで以下2つのハッシュタグをつけてシェアをしてください。
#wcdjapan2021
#worldcleanupday
日本全体でWorld Cleanup Dayを盛り上げて、そして世界を綺麗にしたいですし、このようなイベントをきっかけに、自分でも環境問題やSDGsを考えるきっかけにしたいと感じています。
私たちもゴミ拾いいたしますので、皆様も一緒にゴミを拾って、私たちの住む地球を綺麗にしましょう!