Tere!こんにちは。
バルト海の美しいコントラストは、世界の海の中でも、格別に透明感があり
紫と緑のグラデーションがかったような色彩で見入ってしまいます。
ビーチカフェで海と森の両方を楽しみたい・ライターのMayaです。
今回は、エストニアの首都Tallinn(タリン)にある「Pirita(ピリタ)地区」 についてお伝えいたします。
タリン中心地に近いリゾート・ピリタとは
Pirita(ピリタ)地区は、Tallinn(タリン)の中心部から北に約6kmほどの場所に位置しており、タリン市では最大である「ピリタビーチ」があります。
夏の繁忙期には、売店が多く並び、1日最大約30,000人のリゾート客が訪れるスポットで、今年も地元の家族やヨーロッパからの観光客などで賑わいました。
ピリタには、絵画のように美しいヨットハーバーも見所の一つです。
「バルト海レガッタ」というボートレースが毎年開催され、世界約20カ国以上から参加者が集まります。
1980年に開催されたモスクワ・オリンピックには、この場所がセーリング会場として使用され、現在も当時建設されたヨットハーバー、ホテル、カジノ、レストラン、カフェなどが点在し、ヨットハーバーにボートやクルーザーが停泊している風景は圧巻の景色です。
港町らしい開放的な雰囲気が感じられ、バルト三国やフィンランド、ヨーロッパ諸国から夏のバカンスを楽しむために観光客が訪れます。
遊歩道は、タリンの人々の散策コース!
緑豊かなKadriorg(カドリオルグ)公園と、The Russalka Memorial(ルサルカメモリアル)モニュメントと呼ばれる追悼碑の間ぐらいから、Pirita Tee(ピリタテー)の道路が始まり、海沿いに約2kmの遊歩道が続きます。
地元の人々の人気のお散歩スポットとなっており、特に朝と夕方にはウォーキングやサイクリングをしている人を沢山みかけるでしょう。
遮るものが何もなく、ゆっくりとバルト海に浮かぶ夕日が鑑賞でき、特にタリン旧市街に沈んでゆくオレンジ色の夕日はまるで映画を見ているかのように、心が動かされるひと時です。
ルサルカ像とは?
The Russalka Memorial(ルサルカメモリアル)モニュメントは、1902年にエストニアの彫刻家・Amandus Adamson(アマンダス アダムソン)氏によって、フィンランド湾で’ルサルカ’と呼ばれるロシア海軍の船で命を落とした人々を追悼するために建てられました。
高さ16メートルの彫刻は、カドリオルグ宮殿からの遊歩道がタリン湾と合流する海沿いに設置されており、 このモニュメントは、花崗岩の柱にある青銅の天使を描いており、正教会の十字架を沈没船の想定方向に向けています。
【引用:visit estonia】
展望台から圧巻の景色を!歴史的なテレビ塔
ピリタにはビーチだけでなく、15世紀前半に設立されたピリタ修道院遺跡、エストニアの建築としては最も高いタリンのテレビ塔がございます。
テレビ塔は、1980年に開催されたモスクワオリンピックで行われるレガッタのイベントに向け、より良質な電信サービスを提供する目的で建設されました。
エストニアの歴史を語るうえでも、国の独立回復を語るうえで欠かせない歴史に関わる場所であり、1991年8月20日の午後、ソ連のプスコフ空挺師団の空挺部隊がタリンに到着し、ソ連の戦車が独立運動を鎮圧するために走り回り、ソ連の空挺部隊が通信チャンネルを遮断する準備をしていたにも関わらず、エストニアの志願兵はテレビ塔を取り囲み、ソ軍に脅かされることはありませんでした。
テレビ塔の高さは約314メートルとされており、360度のパノラマ景色を楽しめる展望台は21階にございます。
地上170メートルの高さから眺めるピリタビーチや北部の森林は圧巻の景色で、陸上からとはまた違ったエストニアの自然を堪能できます。
展望台の床面が一部ガラス張りとなっていて、下をのぞくとスリル満点なので、高所恐怖症の方はご注意ください。
いかがでしたでしょうか?
タリン市の中でも、ゆったりとリゾート気分を味わいたい時には、訪れて頂きたいのが「ピリタ地区」です。
タリン市中心部のバス停「Viru keskus(ヴィルケスクス)」乗車約15分、「PIRITA(ピリタ)」下車、徒歩約6分でピリタビーチにとても簡単にアクセスできるため、是非カドリオルグ地区もあわせて、足を運んでみてくださいね。
今回はライターのMayaがお送りいたしました。
最後までお読み頂きありがとうございました。