皆様こんにちは。
ヨーロッパの街並みは日本とは全く違い、異世界に迷い込んだ気分になってわくわくしてしまいます。
初めてヨーロッパを旅した時は一歩進むごとに写真を撮ってしまい、目的地に着くまでに物凄く時間がかかりました。
旅行の時は、どんなに写真を撮っても足りない!ライターのREDです。
今回はタリン新市街から、『Rotermann City(ロッテルマン・シティ)地区』についてご紹介いたします。
タリン中心部のおしゃれ地区
ロッテルマン地区は、旧市街、港に囲まれ、洗練されたタリン中心部の商業エリアです。タリン旧市街(Tallinn Old Town)のViru門からは徒歩5分ほどの距離にあり、歩いて行くことができます。
ロッテルマン地区に入ってすぐ出迎えてくれる、赤い犬のオブジェがなんとも特徴的で、迷った時もここに集合すれば安心ですね。
レンガ造りの美しい建物の中には、ファションブランドやレストラン、コスメショップなど、様々な店舗が並んでいます。
コカ・コーラプラザと呼ばれる映画館もございますので、映画を見た後にロッテルマン地区のおしゃれなカフェで休憩し、洗練されたお店を散策して過ごす時間は素敵な休日になること間違いなしです。
歴史とともに洗練された街並み
ロッテルマン地区は、2004年に建築コンテストでの発表作品として、AB Kosmosという建築会社によりデザインされ、その芸術性の高さから2009年の欧州連合建築賞の最終候補にまでなりました。
統一感のある美しいデザインからは現代的なイメージを感じますが、ロッテルマン地区の建物の多くは20世紀初頭に建てられた工場をリメイクしたものであり、エリア全体も、もともとは古い工場地帯でした。
エストニアの建築は古きよきものを活かし、さらに新しい付加価値をつけていくアップサイクルの成功例をよく見かけます。
アップサイクルとは?
本来であれば捨てられるはずの廃棄物に、デザインやアイデアといった新たな付加価値を持たせることで、別の新しい製品にアップグレードして生まれ変わらせること。
引用: IDEAS FOR GOOD アップサイクルとは・意味
もともと、麦などの穀物を取り扱う工場として発展したロッテルマン地区は、1920年ごろにはタリンを代表する工業地区になりました。
しかし、1940年以降の度重なる戦争とソビエトによる工場の国営化により、ロッテルマン地区は衰退し、廃墟のようになってしまいました。
ロッテルマン地区の建築は伝統的建材であるレンガを使用することで、そのような工業地区としての歴史に敬意を払いつつ、今までにないモダンな空間を作り出しています。
歴史を感じさせる工場地区のなごりと近代的なデザインのビルの新旧の融合は、タリン旧市街とはまた違った良さがあります。
食やデザインも楽しめる
このような石造りやレンガ造りのカフェやレストランの外観や内装は、魅力的なカフェがたくさんあるエストニアカフェの中でも際立ちます。
オシャレなだけではなく、ロッテルマン地区には質にも味にもこだわった美味しい食べ物がたくさんありますので、お腹がすくことはありません。
ホームメイドの大人気ベーカリーカフェや、高級ワインと一緒に美味しい料理を楽しめるレストラン、居心地の良い雰囲気のレストランなど、その日のシチュエーションに合ったお料理を楽しむことができます。
エストニアデザインがお好きな方も多いのではないでしょうか?
Tallinn Design Houseはエストニアのデザイナーブランドのショールームで、ファッション、ジュエリー、レザーアートなど、地元の代表的なデザインを展示しています。
ギフトも販売していますので、お土産にぴったりですね。
また、買い物を終えて一休みする人のために、エリア内には公園などのスペースが用意されており、休日には、若者やファミリーを中心に多くの人で賑わいます。
歴史的であり、現代的でもあるロッテルマン地区にショッピングはもちろん、観光としても訪れてみてはいかがでしょうか。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
おまけ
冬の雪が降る夜のロッテルマン地区にて。