皆様こんにちは。

皆様はお気に入りのレストランはありますか?
素敵なレストランを見つけると、嬉しい気持ちになりますよね。

おうち時間が増え、ひとりでご飯を食べる機会が増えたので、
美味しいレストランでのお食事が恋しいライターのREDです。


エストニア首都タリンには美食家も唸らせるほどの、レストランがたくさんあります。

エストニアならではの食材を使い、シェフの感性と類まれな技術で、食材に魔法がかかったかのような絶品料理を提供するレストランが増えてきました。

タリンは中世の街並みが美しく現存する場所、世界遺産にもなっており、その歴史的な情緒あふれる美しさは、目を奪われるほど。

その世界遺産になっているタリン旧市街にある有名なレストランRataskevu16は、地元の方々にも観光客にも大人気です。

今回は、そのような人々から愛される『Rataskevu16』をご紹介いたします。


旧市街で必ず訪れてほしい人気店

いつも満席で賑わう店内は笑顔の人々で溢れ、予約を入れなければ難しく、飛び込みではなかなか入店出来ない大人気店

料理も美味しく、心もお腹も満たしてくれる上に、サーブして下さる方のおもてなしも素晴らしいのです。

人気の秘密①: 美しい料理

まず、なんといってもお料理の見た目が美しいですよね。
ひとつひとつ丁寧に盛り付けされていることが伝わってきます。

最初に、サービスででてくる黒パンは、フワフワでもちもちの新しい食感

私のボスも、エストニアの伝統的な黒パンとは少し違って、これはこれで革新的で大好きなので、この写真の黒パンの量を2倍ペロリと食べてしまうそうです。

メインを食べる前にお腹いっぱいになってしまいそうですが、そのくらい美味しい黒パンだそうで、食べたくなりますよね。


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ちなみにエストニア人にとって黒パンは最も大切な食べ物なんです。
そんな黒パンについて、もっと知りたい方はこちらから。

こちらの写真は、昨年のちょうどクリスマスの時期。

デザートはクリスマス限定のGinger and cottage cheese cake

チーズケーキにGingerを加えることにより、下のクッキーベースが香ばしくあっさりと感じます。チーズケーキ自体はしっかりとボリューミーさを感じましたが、あっという間に食べれてしまいます。

そして、チーズがしっかりと使用されており、チーズ好きにはたまらないデザートです

クリスマス限定なので、クリスマスが恋しくなりますね。

人気の秘密②: 上質なサービス

こちら、カフェラテのコースターとレシートを見てお分かりのとおり、なんと手書きです

毎回、必ず手書きなのです。

レシートにはクリスマスらしい可愛いサンタさんの絵。

ボスがこのレストランが大好きでお気に入りなのは、お料理ももちろん、美味しいということが大前提ですが、このおもてなし力がすごいのだそうです。

そして、店員さんの対応もいつも感じが良く、お客様のことを常に気にかけているその心の豊さ、余裕が素晴らしいです。

居心地の良い空間をお店が創り、さらに過ごしやすい環境を店員さんが創り出しているRataskevu16のサービス精神に学ぶことがたくさんあり、毎回行った時の楽しみの一つなのです。

レシートを見ても分かる通り、タリン旧市街という立地を考えるとお値段もリーズナブルなのです。

お財布に優しいのは嬉しいですよね。

人気の秘密③: 中世漂う建物の雰囲気

中世の建物をリノベーションした店内は、石造りの壁が中世の時代を漂わせます

そこに北欧エストニアデザインの空間が、食事の演出をさらに素敵に引き立たせ、クリエイティブ心を刺激させられます。

窓からさす光もちょうど良い明かりになり、落ち着く雰囲気での食事は一見大人な雰囲気に感じますが、キッズスペースもあり、家族でもゆっくりと食事を楽しめるレストランです。


知るともっと行きたくなる?豆知識2つ

そんな素敵な魅力が詰まったレストランRataskaevu 16ですが、実はまだまだ面白ストーリーがあるんです

以下に、知っておくとレストランをより楽しめる豆知識を2つ、ご紹介します。

豆知識①: 昔話

実は昔、悪魔の結婚式が行われていたという都市伝説があるのです。
どのようなストーリーかと言いますと、、


悪魔の結婚式

昔、こちらのレストランはホテルでした。

中世では、ロウソクの明かりが唯一暖かさを感じさせてくれる頃、体も心も凍ってしまいそうな、とても寒い夜の出来事でした。

ホテルのオーナーはとても貧しく、使用人の給料も払えず、この世を去るという選択肢に迫られており、一人体を震わせ頭を抱えていたその時…

彼のゲストハウスのドアを”トントン”とノックする音が聞こえたのです。

恐る恐るドアを開けると、そこには謎の男が立っており、

その謎の男は最上階の部屋をパーティーのために早朝まで貸して欲しいとそれだけを伝え、多額のお金を渡す代わりに絶対に誰も部屋を覗き込まないことを約束して欲しいと、お願いしてきました。

オーナーはお金に困っていたのでこれを喜んで引き受けました。

謎の男は宿泊するだけで、何の心配も無いと思っていた矢先のある夕刻の頃、綺麗に着飾った、たくさんの人々が謎の男の部屋に入っていきます。

高揚感漂う素晴らしい音楽と楽しそうな人々の声がゲストハウスに響きました。

何が起こっているのだろう。とオーナーは思いながらも謎の男との約束を守りました。

ところが、深夜1時に突然騒がしかった音がピタリと止み、気になったオーナーが謎の男の部屋をそっと覗いてみると、、

その部屋には謎の男はおらずたくさんの人々もいなかったのです。

話は、ここでは終わらず。。。

次の日、使用人のひとりが大病になってしまったのです。

そして息を引き取る前に、苦しそうに微かに聞こえた一言

それは。。。

「悪魔の結婚式をみた」

なのだそうです。

いかがでしたでしょうか?

悪魔の結婚式は諸説ありますが、エストニアの方々にヒアリングしたところ、概ねこのようなお話のようです。

3階の悪魔の結婚式が行われたという場所は写真でみてもわかる通り、ひとつだけ窓が塗りつぶされています

その窓が、何かを物語っているようですね。

こちらのストーリーはエストニアではとても有名な話で知ってる人も多く、証拠はありませんが信じている人も多いそうです。

エストニアの方もこの話を怖がるというよりは楽しんでいるそうです。

大人気レストランにこのような都市伝説があるなんてびっくりですね!

食事以外の観光の楽しみの一つにいかがでしょうか?

豆知識②: 店名

皆さん、突然ですが、このレストランの名前はなんだと思いますか?

実は「Rataskaevu 16」は、名前のないレストランなのです。

どういうことでしょうか?

創業者はレストランを始める際に、この建物を下見に来て店名について議論をしていたのですが、大体良さそうな名前は他のレストランが使用していたため、名前が決まりませんでした

創業者達は名前を考えることを諦めて、会話しているうちに楽しい時間を過ごしたそうです。

いつかレストランに名前を付けるかも!?

そのような話ではありますが、今現在でも「Rataskaevu 16」という住所がそのまま店名になっています

そう、なんとレストランの名前は住所だったのです

ネタに尽きないですね。

美味しくてリーズナブルなお料理と、素敵な接客、そしてストーリーも盛りだくさんの「Rataskaevu 16」、エストニアに行った際はぜひ足を運んでみてください。

面白い話が大好きなREDがお届けいたしました。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


<Rataskaevu 16> 情報

営業時間
日曜日-木曜日: 12:00~23:00
金曜日、土曜日: 12:00~24:00

住所
Rataskaevu 16, 10123 Tallinn (Googleマップ)


ホームページ: rataskaevu16.ee
Instagram: @rataskaevu.16

2021年9月19日 | 2021年11月28日

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RED

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趣味はカフェ巡り。特技はどこまででも歩けること!好きな季節は秋と冬。特に秋の食べ物が大好きで、炊飯器にはサツマイモが常備。秋のカフェではパンプキンラテ。お月見にはお団子ということで、花より団子の赤坂が真心込めてエストニア 情報をお届けします!

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