皆様こんにちは。
毎年夏になると、カロンコロンと下駄を鳴らしながら歩く楽しみを思い出します。
下駄の足音が好きで、小学生の頃、夏はもっぱら下駄を履いていたライターのRinaです。
さて今回は、読者の皆様と一緒にエストニアを旅するようなお話です。
その目的地はと言いますと…
タリン旧市街を一望できるとっておきの絶景スポット「コフトウッツァ展望台(Kohtuotsa viewing platform)」です。
タリン旧市街の歴史から展望台の魅力、現地の方しか知らないような豆知識までご紹介しながら、皆様をご案内いたします。
それでは早速、展望台の基本情報から参ります。
タリン旧市街には、かつて支配者や貴族といった上流階級が暮らしていたトームペアという丘があります。
タリン旧市街を一望!コフトウッツァ展望台とは
トームペアの丘には見晴らしがよい名所が3ヶ所もあり、そのどれもが人気の絶景スポットとして、多くの観光客や地元の方々に愛されています。
その一つが今回のお目当て、コフトウッツァ展望台です。
その眺めのすばらしさは単なる絶景という言葉では伝えきれず、表現力にもどかしさを感じさせるほどの素晴らしい景色が臨めます。
展望台側に近づくたびに眺望から目にする眩さと、中世の街並みの光彩陸離とした眼下は、息をのむほどの美しさがあります。
何度訪れても魅了されるこの絶景に誘われて、絶えず人々はこの展望台にやってくるのでしょう。実際に弊社のBOSSも、何か考え事をする時にこの展望台に行くそうです。
展望台に立ってまず目に飛び込んでくるのは、14~15世紀に建築された赤茶色の三角屋根がひしめく下町です。
その向こう側に見えるのは、新市街地に林立する近代的なビルやテレビ塔。
数百年というタリンの歴史が香る旧市街の街並みと、スマートに発展する新市街地の整った雰囲気が同時に感じられる、何ともエストニアらしい景色が臨める展望台なのです。
コフトウッツァ展望台の魅力は、他の観光名所がいくつも見えるところにもあります。
例えば、タリン旧市街のシンボル、聖ニコラス教会(St. Nicholas’ Church)の塔や、ラエコヤ広場にある旧市庁舎(Tallinna raekoda)の尖塔が目立ちます。
地上から見上げていた教会や塔を同じ高さで見るのは、展望台に登ってこその楽しみ方ですよね。
豆知識!展望台のスーパースター現る!
コフトウッツァ展望台にはなんと、スパースターがいるのです!
その名もSteven(スティーヴン)君。
この展望台に住んでいるカモメで、タリンで最も多く写真に撮られているのだそうです。
とっても人慣れしていて、近寄っても逃げたりせず、むしろ手の上に乗ってくれることもあるんだとか。
彼の魅力はその人懐こさにとどまりません。
なんとSteven君は、Instagramで専用ハッシュタグがあります。さすが人気No.1のスターですね!
ぜひ、ハッシュタグ”#steventheseagull“にてお気に入りの写真を探してみてはいかがでしょうか。
展望台の縁を歩き、スーパーモデルのようなポーズをとってくれるんだとか。一体どんなポーズなのでしょう?
ぜひSteven君に会いに展望台を訪れてみて下さいね!
さて、展望台から臨む景色に目を戻しましょう。絶景に欠かせないのが海ですよね。
もちろんコフトウッツァ展望台からも海が見え、バルト海の中でも、北のフィンランド、東のロシア、そしてエストニアに囲まれたフィンランド湾です。
旅先で見る海は、自分という存在を見つめ直すきっかけになりますよね。
この場所にかつて訪れた人々や、これから来るであろう無数の人々に思いを馳せることで、あわただしい旅の中では貴重な、静かなひと時が過ごせます。
夏には、展望台の屋外スペースでカフェが開かれます。
景色をささっと見てすぐ次の場所へ急ぐという綿密なスケジュールの旅ではなく、のんびりお茶を楽しみながらタリンの空気に浸るのも、とっておきの過ごし方です。
コフトウッツァ展望台の眺めはいかがでしたか?
タリン旧市街をのんびり歩いた気分になっていただけたら嬉しいです。
人々は、様々なきっかけや想いをもって展望台を訪れます。
観光名所巡りの一つとして立ち寄る人、毎日の散歩で登ることが自分のリズムになっている人、高い所が好きな人、煮詰まった気分をリフレッシュしたい人…
皆様も、展望台のような所でリフレッシュしながら、自分の存在を確かめながら、一歩一歩人生をデザインしていきましょう。
今回は、階段や梯子があると登らずにはいられないRinaが、タリン旧市街の絶景スポット、コフトウッツァ展望台へ皆様をご案内しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。