皆さまこんにちは。

最近食べたパンは、中華風蒸しパンのマーラーカオ。

カステラのような黄色い生地とふわふわの食感が美味しくて止まらないです。
世界中のパン屋さんを巡りたい!ライターのREDです。

タリン中心地から少し離れたところに位置しており、
わざわざそこに行ってでも食べたくなる絶品パン屋さんをご紹介いたします。


Karjase sai

こちらのパン屋さんはエストニアのKopliという地域の端、Põhjala Factoryにあるパン屋さんです。

Karjase saiは、「羊飼いのパン」という意味ですが、
実はオーナーであるKenneth Karjane(ケネス・カルジャン)氏の名前をもじったものなのだそうです。

一歩店内に入ると、焼き立てパンの香ばしい匂いと人々の笑顔に包まれ、所狭しと並べられたきつね色の美味しそうなペストリーやパイは見ているだけでお腹が空いてきますよね。

こちらのベーカリーは大きく、広々とした空間です。
工場を改装した店内はシンプルで、洗練されており、1階ではペストリーが焼かれる様子や、コーヒーが焙煎される様子を見ながら、素敵なひと時を過ごすことができ、2階の広々とした客席では、最大50名まで、パンやコーヒーを楽しむことができます。

ガーデンも綺麗に手入れされており、お外でも、パンとコーヒーの組み合わせをピクニック気分で楽しめます。


オープンカフェでパンとコーヒーの芳しい香りとともに、その場の空気感がさらに香りを増し、日常でありながらも特別感を感じるのは万国共通ですね。

オーナーのパン作りへの情熱

ベーカリーのオーナーである、Kenneth Karjane(ケネス・カルジャン)氏は、パンへの愛情に溢れる人物です。

2015年に料理のキャリアをスタートさせ、以前もご紹介いたしました、エストニアでも最高のレストランであるNOA Chef’s Hallのキッチンにまでたどり着きました。
そこで、彼はパン作りに夢中になります。

レストランをやめた後に、彼はスウェーデンへ行き、
コペンハーゲン、ストックホルムの大人気ベーカリー店valhallabageriet(ヴァルハッラバゲリーエット)など、いくつかのレストランで働いた後、エストニアへ戻ってガレージでのパン作りを始めたそうです。

その時は、「ガレージでパンを焼いている男」として知られていました。
ガレージで焼いていたパンを、定期的にポップアップでも売っていくうちに、その美味しさは、すぐタリンで話題になったそうです。

そして2020年1月にオープンしたのが、「Karjase sai」です。

パン作りへのこだわり

新鮮な食材を手に入れるため、地元の農家やオーガニックの生産者と協力しており、
新鮮な果物やベリー、お野菜を使ったパイは絶品です。

パンの生地も、知る人ぞ知る、他では作れない特別な生地なのだそうです。

サワードウブレッド(小麦粉・水・ヨーグルトで作る自家製酵母のパンのこと)で作られているパンは、程よい甘さでやみつきになります。

生地は前日に作り、一晩冷蔵庫に置いて、午前9時のオープンと同時に焼き立ての美味しいパンを提供できるように、午前2時には、生地の仕込みを開始するそうです。
小さな違いでも、決定的な違いが生まれるのだそうです。


ベーカリーには、毎日20~25種類のパンやお菓子が並びますが、常に新しいレシピやフレーバーの組み合わせを試しているそうで、毎日来ても飽きません!

新鮮で焼き立ての完璧な商品しか提供しないので、売れ残ることは滅多に無いのだそうです。

世界中のベーカリーでインスピレーションを受けた、ケネス氏のパンは
お菓子のように、様々なアイディアでパン作りをするので、ここにしかないパンを見つけることができます。

ときには、有名なお菓子をオリジナルより美味しく仕上げてしまうのです。
ひとつひとつ手作りのパンは、繊細で丁寧に作られていることが一目瞭然ですよね。

新鮮なベリーやお野菜が乗ったパイに、
エストニアでよく見かけるカルダモンパン、シナモンパンはもちろん、アーモンドペイストがたっぷり入ったアーモンドクロワッサンやパステル・デ・ナタは、このベーカリーの定番のようです。
ちなみに、パステル・デ・ナタは、ポルトガルのお菓子なのですが、日本ではエッグタルトと呼ばれています。

お店に所狭しと並べられたパンは、どれを食べるか迷ってしまいますよね。

パンだけではなく、コーヒーにもこだわりがあり、
コペンハーゲンの有名なコーヒーショップPrologとApril、そしてエストニアのPaper Millのコーヒーを提供しています。

コペンハーゲンにあるAprilは、日本からインスピレーションを受けています。
コーヒーを提供するカップには、日本風の絵も描かれています。
海外で日本を見つけると嬉しいですよね。

Paper Millは、エストニアで2020年9月にオープンしたお店ですが、オーナーであるMargus Varvas氏は、ロンドンでコーヒーチェーンを展開していた経験があるそうです。
エストニアでも最高のロースターであり、コーヒー好きは必ず立ち寄るほど!

美味しいパンと素敵なカフェのこだわり抜かれたコーヒー豆から作るコーヒーで、至福の時間を過ごせること間違いなしです。

エストニアに来た際はぜひ訪れてみてください。

お昼ご飯を食べたのに、Karjase saiのパンの写真を見ていると、またお腹が空いてきてしまい、特にエッグタルトが食べたくて仕方がない、わたくしREDがお届けいたしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。

Karjase sai 情報

営業時間
火-日 : 9:00~15:00

住所
Marati 5, 11713 Tallinn, Estonia (Googleマップ)
電話番号:+372 5887 9777

Instagram: @Karjase sai
Facebook: @karjase sai


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RED

Writer

趣味はカフェ巡り。特技はどこまででも歩けること!好きな季節は秋と冬。特に秋の食べ物が大好きで、炊飯器にはサツマイモが常備。秋のカフェではパンプキンラテ。お月見にはお団子ということで、花より団子の赤坂が真心込めてエストニア 情報をお届けします!

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