Tere!皆様こんにちは。
2014年に開催された歌とダンスの祭典に現地で参加して以来、エストニア語の学習・歌を聴くことが日課となっています。
好きな曲は、Ta lendab mesipuu poole(タ レンダブ メシプーポーレ/英:He Flies Toward the Beehive)!
ライターのMayaです。
今回は、夏のエストニアのお楽しみ!エストニアの女性のダンスフェスティバル(Estonian Women’s Dance Festival)についてお伝えいたします。
III Estonian Women’s Dance Festival
エストニアの*Jõgeva(ユゲヴァ)で、6月12日に「エストニアの女性のダンスフェスティバル(英語:III Estonian Women’s Dance Festival/エストニア語:III Eesti Naiste Tantsupidu)」が開催されました。
*Jõgevaは、第二都市Tartu(タルトゥ)から車で約40分の場所に位置する街で、1940年1月17日にエストニア史上最も寒い-43.5℃を記録したことで知られています。
【引用: visit estonia/Monument to cold weather in Jõgeva】
エストニアのダンスの祭典には、様々なカテゴリーがあり、今回Jõgevaで開催された「Eesti Naiste Tantsupidu」では、主に女性がパフォーマンスを行いました。
テーマは、エストニア語で“PereLugu(ペレルグ/家族の物語)”。
プログラムは、3部(11:00~,15:00~,19:00~)で構成され、各家族には独自のストーリーがあり、おばあちゃんの日常生活、母親の日常生活、そして遊ぶ子供達の喜び、3世代の女性の心を結びつけます。
家族の物語の参加者は、共通の希望と愛によって団結しており、家族と過ごすことが最高の時間であることを知っています。
今回は、Jõgevaのスタジアムで約4,100人以上のダンサーが踊り、162人の男性がダンスフロアに参加しました。
晴天の中、様々な世代の女性達が、ダンスを通じて物語を紡ぎ、各地の伝統衣装の美しさ、平和と家族愛を感じられる素晴らしい祭典となりました。
ダンサー・インタビュー
この度、エストニアのダンス歴・5年のOlga(オルガ)さんにインタビューをいたしました。
Olga氏「私は、5年間・伝統的なエストニアのダンスを踊っています。
もともと学校で何年もの間ジャズダンスを踊っていて、それから9年間ダンスをしていなかった期間があるのですが、何か新しいことを始めたくて、衣装がとても美しく、歴史があるエストニアのダンスを始めました。
3年前には、ダンスグループに日本からの交換留学生がいて、彼女は私たちと一緒に踊る機会がありました!
エストニアのダンスは難しくありませんが、美しくみせるためには、多くの練習が必要です。
エストニアの伝統的な踊りは他のバルト諸国の踊りといくつかの類似点がありますが、それでも異なり、楽しくてとても美しいです。
ペアのダンスも特徴的で、歴史的にイベントや休日に踊られていたり、
村のどこかでちょうど結婚したカップルや、デート中のカップルが踊っていることもあります。
私のお気に入りの曲は、Kaerajaan(カエラヤーン)という曲です。是非聞いてみてください!」
インタビューにご協力頂き、有難うございました。
伝統的なデザインパターンの衣装に注目!
日本におきましても、その産地の特徴を活かして作られている織物があるように、エストニアでも地方ごとに伝統的なデザインが存在しています。
黄色にストライプ柄が入ったこのテキスタイルは、*Muhu(ムフ)島のデザインパターンです。
*Muhu島は、バルト海に浮かぶSaaremaa(サーレマー)島の近くに位置し、エストニアの島としては三番目に広い面積を持ちます。
かつては80平方マイルの地域に52の村がありましたが、今日そこに住んでいるのは2000人未満です。
Muhu島の伝統的なデザインは、最も活気のある伝統の1つだと考えられており、エストニアの本屋・お土産屋・空港など様々な場所で目にする機会もあります。
伝統的なテキスタイルは、タリンのお土産屋さんや手芸関係を取り扱う場所で、入手可能です。
エストニアデザインパターンを使って、世界でたった一つのハンドメイド雑貨やお洋服を作ってみてはいかがでしょうか?
Muhu島のMuhu Museum(ムフ ムーセウム)では、農場の建築、民俗衣装、古い村の学校、歴史に関する展示会、美術展、ミュージアムショップを楽しむことができます。
エストニアは編み物でも世界的に有名ですが、装飾用の織物、糸細工やフリースタイルの刺繡など、刺繡の豊かな歴史もあります。
Muhu島の刺繡は、衣類や家庭用テキスタイルのほぼすべての要素に見られ、帽子、シャツ、コート、ブラウス、エプロン、スカートに縫い付けられたり、靴下、靴、結婚式のプレゼントとして贈られる大きな毛布、枕にも使われています。
Laulupidu 2023
実は、Laulupidu(ラウルピドゥ/歌と踊りの祭典)は、様々な種類がありますが、来年の夏・2023年6月30日~7月2日に、第13回目となる13th Youth Song Celebration(ユースソングアンドダンスセレブレーション)が首都Tallinn(タリン)で開催される予定です。
HOLY IS THE LAND~聖なる土地~
テーマは、「HOLY IS THE LAND~聖なる土地~」。
芸術監督によると、聖という言葉は私たちの日常生活ではあまり一般的ではなく、通常、本当に特別なもの、最も尊敬に値するものだという認識があります。
歌、ダンス、フォークミュージックの祭典に向けた旅の中で、日々、母国語と祖国、そして共通の故郷である地球という聖なるものに気づき、大切にすることを学びます。
【引用: Home – Laulupidu 2023】
Laulupiduだけでなく、エストニアでは日常的に合唱や音楽コンサート・芸術に触れる機会が沢山あるため、家族や友人、親子旅行、一人旅、どれをとっても楽しむことができますよ。
夏は芸術、冬はサウナ文化とクリスマスマーケットと、エストニアで過ごす次の休暇について、計画するのはとてもワクワクしてきますよね!
皆様も、いつか歌とダンスの祭典に参加して、エストニア語と美しい文化に触れてみてはいかがでしょうか。
今回は、ライターのMayaがお送りいたしました。
最後までお読み頂き有難うございました。