Tere!皆様こんにちは。

ほんの半年前までは、エストニアと言われても、「たぶんヨーロッパの国だよね、、、?」くらいの知識しかなかったのが、現在は「エストニアは今こんな状況で、、、」と説明できるくらいまで成長しました。

真のエストニアマスターになるには、まずはラエコヤ広場のクリスマスマーケットに行かなければと思うライターのMomoです。

知れば知るほど、いかに先駆的で豊かで美しい国が実感できる国エストニア。
今回は、そんなエストニアをとてもよく象徴している施設をご紹介いたします。
タルトゥ大学にあるDelta Centre(デルタ センター)です。


デルタセンターは、活気あふれた学生と研究者、そしてそこにコンピューターサイエンス、ロボット工学、科学技術、数学、統計学、経済学、マネジメント、ビジネスなどを専門分野とするイノベーターたち日本語でいえば革新者も集う場所とされています。

そのため、厳密に言えばタルトゥ大学が所有する施設ですが、ただの大学施設ではなく、「大学」という枠を超えた「イノベーション」を起こすための施設なのです。

デルタセンターでは、多くの大学で行われているような授業や研究に加えて、経済と社会を発展させるためのビジネスや社会活動への挑戦、また、社会問題に対する新たな革新的解決策などを実践的に学ぶことが可能です。
そこでは、名立たる企業のCEOを大学に招き、イベントを開催したり、CEOと学生が共同でプロジェクトを進めたりと、本当に大学!?と疑ってしまうほど刺激的で希少な学びが得られます。

思わず目を引かれる外観と同じく、デルタセンターは、学際的な学びと研究、および大学がビジネスや社会とどのように相互作用するかにおける段階的な変化を具現化している存在なのですね。


デルタセンター建設に関わった方々とは?

デルタセンターは、Hiiumaa(ヒーウマー)島にあるWindtower Experience Centre(ウィンドタワーエクスペリエンスセンター )のデザインも手掛けた建築局Arhitekt 11(アルヒテクト・ウクステイスト)によってデザインされました。

また、24,000 ㎡もある4階建ての建物は、建設会社Rand(ランド) 、Tuulberg(トゥールベルグ) 、およびEhitustrust(エヒトゥストラスト)によって造られました。
デザインと建築、それぞれのプロフェッショナルが生み出した最先端かつ最高水準のクオリティを持ち、タルトゥの中心という抜群のロケーションに聳え立つデルタセンターは、タルトゥの街並みにおいて、大変特別なランドマークとなっています。

デルタセンターの建設は、ヨーロッパ地域開発基金、エストニア共和国、タルトゥ大学からの資金提供によって進められました。
これほど大規模かつ大胆に建設されたデルタセンターですので、過去には多数の受賞歴がございます。
抜粋して紹介いたします。


受賞歴

・Estonian Association of Interior Architects 2020 annual award
(エストニアンアソシエーションオブインテリアアーキテクツ2020アニュアルアワード)
・The Estonian Landscape Architects Union’s 2020 annual award
(エストニアンランドスケープアーキテクツユニオンズ2020アニュアルアワード)
・City of Tartu act of the year 2020
(シティーオブタルトゥアクトオブジイアー2020)

The Estonian Landscape Architects Union’s 2020 annual awardについては、4つのカテゴリーがあり、その中の1つである屋外スペース部門で、タルトゥ大学のデルタセンターが受賞しました。


とろけるほど滑らかな金色の正体

お次は、その外観についてより詳しく解説いたします。

デルタセンターのデザインを手掛けた、Arhitekt11の建築家 Sander Aas(サンダー・アース)氏は、この唯一無二な輝きを放つ「金色」に対して下記のようにコメントしました。


Arhitekt11の建築家 Sander Aas(サンダー・アース)氏

‘We wanted a material that would be natural, dignified and durable, so that the facade will age well but not change too much over the years. Nordic Royal copper alloy was the clear choice and we are very happy with the end result. The rich, natural golden colour makes the building eye-catching but dignified –improving over the coming years’.

訳: 私たちは、長い年月が経つほど味が出て、より美しい外観に変化していくような、ナチュラルで、でも威厳があり、耐久性にも優れた素材を探し求めていました。
その中で北欧ロイヤル銅合金に辿り着き、このような作品に仕上げられたことを考えると、この選択は正しかったのだと自負しています。
贅沢なのにどこか素朴なこの北欧ロイヤル色は、建物を見た人全員の視線を釘付けにし、威厳を保ちながら日々進化していくのです。
北欧ロイヤルは、どこから見ても美しく、贅沢に発色する、アルミニウムと亜鉛が含まれた銅合金です。
これは新鮮な金色を保ちながら、酸化層が大気に晒されて厚くなるにつれて徐々にその光沢の一部が失われていくことで、最終的には保護マット仕上げになる作用を持っています。

これは他の銅製品で試すと時間の経過とともに異なる働きを見せ、美しい青緑色も発生してこないため、限られた銅合金でしか成し得ない結果なのです。

引用: https://www.nordiccopper.com/copper-stories/delta-maja-university-of-tartu-estonia/

外観の構造は果たしてどうなっているの?

4階建ての最下階は大変開放的で、洗練された柱が何本もあえて露出されています。

そして、そこにあるカフェテリア、図書館、講堂、その他の公共スペースは、広範囲にわたってガラス張りになっています。

テラスは川に向かって階段状に延びている構造になっていて、とてもオシャレです。
上階には、自由に使用できる教室、実験室、オフィス、ワークスペース、張り出しがあり、最下階を除く外観はすべて繊細な北欧ロイヤル銅合金に包まれています。
特に、実験室は2階に集中しています。

上階の外観のみに装飾された北欧ロイヤル銅合金は、目の前に広がる川に沿った長細い並木緑地を想像させる造りになっています。
それらはとても自由で抽象的な縦ラインとなっており、前面を少々落ち着いた印象にさせながら、後ろのエレベーターと対比させて、部分的にガラス張りに覆いかぶさっている構造となっているのです。

外観の所々に遊び心が詰まっており、見る角度次第で建物の新たな表情を発見できるため、斜めからデルタセンターを眺めるとより深みと透明感を感じることができます。

この北欧ロイヤル造りは製作者とインストーラーの専門家Parmet(パルメット)氏によって実現されました。
また、様々なサイズの直角三角形のパターンを作成するために、特注のツールで穴を開けても造られたのです。
その材料は、独創的なデザインを叶えるために必要な、金属構造に適合するよう、工夫を重ねて使用されました。

とにかく手間と情熱がかかった、最高傑作だといえますね。


デルタセンターでしか学べないこと

デルタセンターでは5つの専門分野を学ぶことが可能です。


デルタセンターの5つの専門分野

①コンピューターサイエンス
②数理統計学
③経済経営学
④科学技術
⑤起業家精神とイノベーション

最新のロボット開発や、経済状況を考慮した世界水準のサービス提供などに取り組んでいます。

イベントなど、授業で考えたことを社会に発表できる実践の場も多く設けてあるため、インプットとアウトプット両方が常に行える環境が備わっているのです。

デルタセンタービジネス部門の共同企業は以下のようなラインナップになっています。
今とても勢いのある経営者が勢揃いです。 



デルタセンターカフェでほっと一息

デルタセンターカフェは、川のほとりに位置する利用者の皆さまの憩いの場です。
外のテラスは夏になると開放され、目の前の美しい川と、緑豊かな公園を眺めながら食事を楽しむことができます。

夏の間は、川沿いに座って景色を楽しみながら、野外ライブを楽しむことも可能です。
このカフェでは、ユニバーサルデザインが大変充実しており、なんとペットの同伴も許可されています。
食事もベジタリアンの方々に対応したメニューが数多く存在しているのです。

大学施設にもかかわらずとても柔軟で優しい対応に溢れていますよね。

北欧ロイヤル造りを見て、デルタセンター内を散策した後には、こちらのカフェで素晴らしい景色と温かいお店の雰囲気を楽しんでくださいね。

エストニアの国花

タルトゥに訪れた際には、観光だけでなく、デルタセンターにも立ち寄って教養を深め、学びのモチベーションを高めてはいかがでしょうか?

教育、芸術、娯楽のすべての要素が詰まったデルタセンターをお届けいたしました。

こちらの記事はライターのMomoがお送りいたしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。

<Delta Centre> 情報

営業時間
学生施設
月曜日-日曜日: 7:30~20:00
デルタセンターカフェ
月曜日-金曜日: 11:00~17:00

住所
Narva mnt 18, 51009 Tartu, エストニア (Googleマップ)


ホームページ: <DELTA>
Twitter<@unitartu>
Instagram: <@unitartudelta>
Facebook: <@UniTartuDelta>

2022年1月29日 | 2022年2月24日

About the Author

Momo

ライターのMomoです。生粋のワンちゃん好きで、趣味は愛犬とドッグランへ行くこと。スポーツも大好きで、季節に合わせて様々なスポーツを楽しんでいます。いつかエストニアのTaevaskoja(タエヴァスコヤ)でファームステイをしてスキーを楽しみたいです。

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