皆様こんにちは。
小さい頃から本の読み聞かせが好きで弟にも本の読み聞かせをしていました。
特に怖い話の読み聞かせが大好きで弟を怖がらせてしまい、よく母に怒られていました。
ライターのREDです。

今回は皆さまに、タリン旧市街にある観光名所のCat’s Well(キャッツウェール)という滑車付きの井戸についてお伝えしたいと思います!

突然ですが、皆さまはこちらの井戸を見てどのような印象を持たれますか?
大人気レストランRataskaevu 16(​​ラタスカエヴ16)の目の前、Rataskaevu(ラタスカエヴ)通りとDunkri(ドンクリ)通りの交差したところにあるこちらの中世の井戸…。
一見、写真を見ただけだと、タリン旧市街の風景に溶け込んだ素敵な井戸ですよね。
しかし、こちらの滑車付きの井戸「Cat’s Well」には、不思議な歴史背景があるのです。

いまだ伝説が語り継がれているタリン旧市街の井戸

話には諸説ありますが14世紀頃、こちらの井戸は、主要な水源として人々から重宝されていました。
ですが、地元の人々は、この井戸の中に「邪悪な水の精霊」が住んでおり、何か犠牲を払わなければ、街の全ての井戸が枯渇してしまうと思い込んでしまいました。
水の精霊の危険から身を守るため、人々は、羊や牛の死体を井戸の中に投げ込んでいました。

その中でも、一番投げ込まれていたのは、野良猫でした。
この習慣は、中世の時代には非常に一般的で、次第に地元の人々は、この井戸を「Cat’s Well(猫の井戸)」と呼び始めました。

住民たちが生贄を捧げたためなのか、町の井戸は枯渇しませんでした。
しかし、動物を生贄にする習慣は水質にあまり良い影響を与えなかったため、猫の井戸は19世紀半ばまでに閉鎖されたそうです。
そのような背景があり、猫の井戸と呼ばれています。

今では集合場所にもぴったりの有名な観光場所なのです!
実際に行って見たところ、井戸の周りには観光客の方々が写真撮影している姿が見れました。

この伝説は、地元民や近隣国の方々にも有名な伝説のようです。

タリン旧市街には、面白い歴史背景を持っている場所がたくさんあります。
歴史背景を知ることにより、一層観光が楽しめるのではないでしょうか?


人々から愛される可愛らしい小道

冒頭でもご紹介いたしましたが、Rataskaevu通りとDunkri通りの交差したところにある猫の井戸。
どちらの通りもエストニアらしい黄色やピンクなど淡い色の建物が建ち並ぶ可愛らしい小道で、歩いているだけでワクワクします。
猫の井戸から南西方向にDunkri通りを抜けるとTallinn Town Hall(タリン旧市庁舎)のあるTown Hall square(ラエコヤ広場)にでます。
向かい側にある、Rataskaevu通りは、11世紀に始まったとされており、「Rataskaevu 16」という予約なしでは入れないほど、有名なレストランもございます。

実は…こちらのレストランにも、ある伝説が語り継がれています。

昔は、ホテルとして使われており、まるで映画やドラマのような不思議な出来事が起こったそうです。
その気になる物語は【2021年9月19日】の記事をお読みください!

旧市街を探索して、お腹が空いたら立ち寄りたい大人気パンケーキ店!

猫の井戸から、北東方向にRataskaevu通りを進むと「Pub compressor(パブ コンプレッサー)」という人気のパンケーキ店がございます。
店内には、特徴的なカエルのイラスト!思わず、目を奪われてしまいます。
イラストが描かれたフライパンなども飾られており、黄色の壁紙とポップな雰囲気は店内に入るだけで楽しい気持ちにさせてくれます。
エストニアではパンケーキはとても身近な存在なので、おやつだけでなく、ご飯としてもパンケーキを食べます。

どこのカフェでも、メニューにパンケーキがあるのが定番です。
そのようなパンケーキが日常的に浸透しているエストニアで観光客だけでなく、地元の人々からも愛されるパンケーキのお店。


クレープのような厚みのあるパンケーキ生地にベーコンとスモークチーズが乗っているものや、チキンとクリームチーズが人気なのだそうです。
私は甘党なので、ベリーやココナッツが乗ったパンケーキがとても気になります。
パンケーキだけではなく、スープやドリンクも充実していますので朝ごはんに立ち寄ったり、観光のひと休みにぴったりです。

<Pub Kompressor> お店情報

営業時間:11:00-23:00(キッチンクローズ:21:30)

住所:Rataskaevu 3, 10123, Tallinn (Googleマップ)

ホームページ: <Pub Kompressor>

猫好き必見!エストニア豆知識

今回は猫の井戸をご紹介いたしました。
猫は、エストニア語で”Kass(カス)”、複数形の場合は”Kassid(カッシド)”です。


猫好きの多い国!エストニア

“Estonian World”というエストニアの情報を発信しているニュースサイトによると、「エストニアは猫好きが多い国」なのです。
こちらはオーストラリアの保険会社がInstagramのデータから世界的に猫と犬、どちらが人気か調査したことで明らかになったもので、なんとエストニアは、”世界中の”都市のなかで、100位にランクインする猫大好き都市です。

引用: https://estonianworld.com/life/its-official-estonia-is-a-cat-loving-nation/

もちろん、猫好き国家ですので、エストニアにはたくさんの猫グッズがございます。
エストニアといえば、NORDIC GIFT(ノルディックギフト)をご存知の方も多いのではないでしょうか?
NORDIC GIFTは、木製人形を製作するエストニアのブランドです。
大自然が豊かなエストニアでは、木工細工の技術が進んでおり、エストニアの職人さんがひとつひとつ手作りで作る木製人形は日本でもファンがいるほど人気なのです。

エストニアのクリスマスマーケットでも、NORDIC GIFTのお人形は定番のお店として並んでいるのですが、なんと!猫の木製人形もあり、とても可愛らしく猫好きなら絶対に手に入れたいですね。

猫がデザインのパッケージが可愛い!Kalev

エストニアのお菓子メーカーといえば Kalev(カレフ)!
Kalevは 1806 年創業のエストニアの老舗製菓メーカーです。

エストニアに行ったことがある方は、お土産にKalevのチョコレートは定番なのではないでしょうか?

KalevのNurr(ヌアー)と言うチョコレートシリーズのパッケージは、ポップでシュールな猫!Nurrは、猫が喜んだ時に発する言葉で、日本語では「ゴロゴロ」に当たります。

マシュマロ入りのチョコレートや気泡のある板チョコがあったりあまーいチョコレートが好きな方はぜひお試しください。
そして、Kiss-Kiss(キスキストフィ)も毛糸で遊んでいる可愛らしい猫が特徴的です!1954年から長く愛されてきた、本物のバターで作る定番のトフィです。

「キスキス」はエストニア人が猫を呼ぶときに使う言葉なのだそうで、エストニアで猫を見つけたら使いたいですね!
猫好きの方は、ぜひチェックしてみてください。

本日の記事はいかがだったでしょうか?
エストニア、タリン旧市街での少し怖くて、不思議な伝説「Cat’s Well」。 
エストニアに来た際は、是非お立ち寄りください。


猫が大好きな!ライターREDがお届けいたしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに!


<Cat’s Well(キャッツウェール)> 情報

住所
住所:Rataskaevu, Tallinn(Googleマップ)


2022年1月21日 | 2022年1月23日

About the Author

RED

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趣味はカフェ巡り。特技はどこまででも歩けること!好きな季節は秋と冬。特に秋の食べ物が大好きで、炊飯器にはサツマイモが常備。秋のカフェではパンプキンラテ。お月見にはお団子ということで、花より団子の赤坂が真心込めてエストニア 情報をお届けします!

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